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春日若宮おん祭 


【巫女(みかんこ)】60×30

白い被衣をいただき、騎馬で進む巫女はお渡り式の華であります。
半月の眉を描き、口紅は下唇のみ、顔の輪郭を白粉で縁取るという独特の化粧です。

【頭屋の稚児】
影向の松の下でお渡り式を見守る二人の稚児。白い五条袈裟を頭巾にした姿は可憐で神秘的

【馬長児】
山鳥の尾を立てたひで笠、牡丹の花を背負う騎馬の稚児。
随身の持つ笹には
逢ふ恋、見る恋、忍ぶ恋、など恋にまつわる短冊。

み位の高き稚児とは申せどもいまだ母恋ふよわいなりけり      文花

【田楽 花笠】

風流(ふりゅう)とは人目を驚かすために華美な趣向を凝らす美意識。現在の風流都は少々違います
大きな花笠を戴く二揩ヘ大男、さらに高下駄をはいています。
これぞ風流!