中田文花ホームページ 本文へジャンプ
知恩院いろいろ 私の生家は浄土宗でした。しかし若かった私にはお浄土なんて言われても困る、とばかりに南都仏教にに生きる道を求めたのです。遠回りをして今再び浄土宗に出会いました。


10月号表紙絵 散華

平成24年度から知恩院さんの機関紙の表紙絵を担当させて頂いています。

東大寺、薬師寺の力強い法要に親しんできた私は、それとは全く違う典雅な雰囲気に魅了されました。
【知恩院祈りの美】というテーマでお届けしています。

小指の爪の大きさに満たない散華を細密に描きました。


浄土宗の散華は『さんか』という。
華籠に蓮の花が咲くように盛られた散華。
派手に撒くことは決してなく、おもむろにハラリと蓮の花が散るように撒くのです。

順不同です
6月号『白川を行く念仏行脚』

連載が決まってから毎月念仏行脚を追いました。この日は取材許可いただき、特に絵になるところを歩いてくださいました。
私は取材魔です(笑

3月号『雪香殿桜吹雪』

列から遅れた行脚僧に出会いました。

1月号『三門 雪の念仏行脚』

後ろから二番目の僧が雪に気を取られてよそ見しています(笑)

念仏の僧は知らずやただそこに
 おはす姿も教化なりけり    文花

8月号『御廟を拝す』

私自身はこの絵が一番気に入っている。
入道雲、夏の空、風吹き抜ける薄衣。
ことさら胸を打つ礼拝の姿

その表紙絵が平成26年の年間行事ポスターになりました。
浄土宗各寺院に掲示されます。

もうひとつの機関誌『華頂』では《浄土宗の基礎知識》のイラストを連載中。

華厳宗の尼ではありますが描く事で仏教のことをお伝えできるのは嬉しい仕事です。

ポスターに添えてくださった言葉がどれも素敵なのですが一つご紹介
《秋彼岸 日想の彼方に極楽世界を感ずるひととき》
ちなみに
この絵の舞台は山亭です